あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
2021年は、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が脅威にさらされ、経済活動はもとより、日常生活すらままならない状況が続きましたが、ビジネスや生活のスタイルを変えながら、2022年は着実に成長への道筋を歩み始める年となります。
世界がカーボンニュートラルをはじめとする次世代への大きな目標に向かい、目まぐるしく変化する各産業界の中で、他の先進国に比べ周回遅れと言われる日本の社会はどのような成長の道筋を辿るのか、日本はコロナ前の元の姿に戻るだけでは、持続的な成長を期待することはできません。
岸田首相は2022年の年頭所感で自ら掲げる「新しい資本主義」に触れ、「デジタル化」を経済の持続可能性を追求するための成長エンジンの1つとして位置付けていますが、特に当協会の支援対象となる中小企業にとって、単純なデジタル化は成長を見出しにくく、「デジタル化社会への理解」「事業の変革」「DX人材の育成」などを併せた推進が不可欠と考えます。
その推進のためにも、2022年私たちは協会設立初年度活動の基盤造りとして、各産業の中小企業における事業変革、生産性向上、収益拡大のプロセスとなる持続可能な中小規模事業者のスマート経営モデルの研究活動をスタートさせてまいります。
多くの中小企業にとりまして、2022年も大変厳しい経営環境であることに変わりはありませんが、1社でも多くの中小企業が当協会と交流し、生産性向上の足掛かりを掴んで頂けることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人日本中小企業スマートビジネス推進協会 代表理事 高松 健